
ピラティスやヨガを、テレビ等で真似したり、習ったりしたことはありますか?
フィットネススタジオやヨガ・ピラティス専用のスタジオなど街中でもたくさん目にしますよね!
また、どちらもお家でも取り組むとこが可能なので、気軽にやりやすいのもメリットではないでしょうか。

やってみたいけれどどっちがいいのか分からない

向き、不向きはあるの?
ピラティスとヨガはイメージが似ていてどっちを選べばいいのか、またそれぞれの向き不向きは何なのか気になりませんか?
イメージが似てるピラティスとヨガですが、それぞれやる目的が違うため、人によって向き不向きはあります。また内容やルーツもかなり違いますよ!
今回は、ピラティスとヨガ、向き・不向きはあるのか、違いや特徴についても紹介していきます。
ピラティスとヨガどちらを選ぶか悩んでいるあなたは、ぜひ参考にしてくださいね♪
ピラティスとヨガに向き不向きはある?

ピラティスをやるのかヨガをやるのか、どっちの方が自分に向いているのか気になりますよね。
身体を整えるならピラティス、心を整えるならばヨガがおすすめです。
ピラティスとヨガ、それぞれの向き・不向きを紹介します。
ピラティス向き | ピラティス不向き | ヨガ向き | ヨガ不向き |
体幹を鍛えて怪我の予防をしたい | 大きな筋肉を鍛えたい | 日頃ストレスを感じている | 筋トレをしたい |
身体の癖を治したい | 心と身体のリラックスがしたい | ダイエット目的の運動をしたい | |
身体の可動域を広げたい |
人によって、身体を動かしたい目的は異なりますよね。
目的別にピラティスとヨガどちらが向いているのかあるいは不向きなのかを紹介します!
筋トレをするならピラティス
ムキムキな身体ではなくしなやかな身体を作るならピラティスが良いです!
ピラティスは深い呼吸と共に身体に負荷をかけてインナーマッスルを鍛えます。
一般的に想像出来るいわゆる筋トレは無酸素運動なのに対してピラティスは有酸素運動なんです。
大きな筋肉を鍛えたいという人は残念ながら、ピラティスは不向きです。
バーベルなどの器具を使って筋トレをするのがオススメです。
ムキムキの身体を手に入れるのでは無く、しなやかな身体作りをしたいならピラティス向きです。
他の運動をするよりも始めやすいので、一度体験してみるのも良いなと思いました!
ダイエットをしたいならピラティス
ピラティスは脂肪燃焼効果があるのでダイエットにおすすめです。
無酸素運動の筋トレは短い時間で身体に負荷をかける運動ですが、ピラティスは有酸素運動という違いがあります。
有酸素運動は体脂肪がエネルギーに使われるので、脂肪燃焼効果があります。
また、インナーマッスルを鍛えることで、内臓を正しい位置に戻し、働きを良くする事ができます。
内臓がしっかり動いてくれることで基礎代謝アップの効果が上がり痩せやすい身体をつくります。
激しい運動に苦手意識があってもピラティスなら取り組みやすいです。
反対に心を整える目的のヨガは、ダイエットには不向きです。
身体を整えるならピラティス
自分自身の身体の歪みが気になっていて治したい人はピラティス向きです。
日々の生活の癖、片足重心で立っている、足を組んで座っている、同じ肩でカバンを持っているなど、やりやすい自分のやり方が誰しもあります。
そんな生活の癖は身体の歪みにつながってしまいます。
ピラティスで筋肉のトレーニングをすることによって、筋肉の緊張をほぐすことができます。
そうすることにより、柔軟性が高まり、関節を本来の位置に戻す事が可能になります。
整体に行ってほぐしながら治して貰うのも良いですが、コンスタントに通うとかなりお金がかかってしまいますよね。
ピラティスであれば、家でも実践する事ができ、自分のペースで身体を整えることができます。
心を落ち着かせたいならヨガ
どんなに忙しくても心を落ち着かせたい時にはヨガが有効です。
ヨガでゆっくりとした呼吸と一緒に身体を動かしていくと心がすっきりと軽くなる効果があります。
よく日常でも落ち着くために深呼吸することはありませんか?
そんな深呼吸の発展系にヨガは存在しています。
ゆっくりリラックスして心を落ち着かせたいならヨガがおすすめです。
ストレスを解消するにはヨガ
日々、仕事や生活の中でのストレス溜まっていませんか?
ストレスは色々な面で身体に良くないので、ヨガでリフレッシュをするのが良いです。
ストレスが溜まってしまうと睡眠やホルモンバランスなどに影響が出てきてしまします。
ヨガの呼吸法やポーズを行うことで心の安定や自律神経を整える事が可能です。
ヨガをすることでストレスの解消にも効果があるのは良いですよね。
集中力をアップさせるにはヨガ
ヨガの呼吸法には自分の内面を見つめ直し自分自身と向き合う効果があります。
心と身体を繋いだ呼吸によって精神的な強さ、モチベーションアップをする事ができます。
気持ちをクリアにすることで、集中力を高めることができるので、最近なんだか心が忙しないなと感じたらヨガをやってみるのはいかがですか?
一度だけの実践でも効果はありますが、ゆるーいペースでも良いので少し続けてみるとさらに良い変化がありますよ!
腸活がしたいならヨガ
ダイエットにはピラティスの方が良いですが、腸活をしたいならヨガ向きです。
便秘の原因にはストレスや自律神経の乱れも含まれます。
ゆっくりと呼吸をしてリラックスをする事で副交感神経を優位にさせると内臓機能も高められます。
脳の司令はほかの内臓には行くけれど腸には行かないそうです。
ヨガのポーズは身体をねじって腸に刺激を与える事ができるので腸活にも有効です。
どちらをするのか迷ったり自分にあったのはどれなのかに悩んだりしたら、ぜひ参考にしてみてください!
私はインナーマッスルが弱いので、ピラティスが合っているのかもと思いました。
ピラティスとヨガの違いは発祥からだった!

ピラティスとヨガにはできた歴史から違いがあります。
ピラティスは人の作った独自のエクササイズ、ヨガは仏教やヒンドゥー教の修行が発祥です。
また目に見える違いとしては、ヨガはポーズをとるなどが多いですが、ピラティスは器具を使うこともあります。
歴史や特徴をそれぞれを詳しく紹介していきます。
ピラティスの歴史と特徴
- ピラティスの歴史
ピラティスは20世紀初期にドイツのジョセフ・ピラティスという人が考案したエクササイズです。
ピラティスさんが自分の病弱な身体を改善する目的でつくられました。
第一次世界大戦の時には負傷兵のリハビリにも使われていたそうです。
負傷した人の負担になりすぎない動きに工夫され、回復に導きました。
その方法がアメリカに渡り、ボディメンテナンスとして、ダンスやスポーツの世界に広まっていき今に至ります。
- ピラティスの特徴
リハビリにも使われていたピラティスは激しく動くのではなく、適度に負荷をかけたトレーニングです。
リハビリ目的だったので、寝たままでも筋肉を強化する事ができます。
寝たままのトレーニングはインナーマッスルを鍛えるのに効果的で、身体のコントロールをする事ができます。
元々はマットの上のエクササイズですが、マシンを使うマシンピラティスというのもあります。
マシンを使うことによってより筋肉を強化させ、身体の使い方を正確に知る事ができます。
個人や目的に合わせてマシンを選び、調整してトレーニングを行うので、体に無理のない範囲でのトレーニングか可能です。
- ピラティスをする目的
ピラティスは身体の回復を目指したことが始まりでした。
そのため、身体を健康的に鍛えるというのが大きな目的です。
身体を整えることにより代謝がアップするので、痩せやすい身体をつくる事も可能です。
- 身体を鍛える
- ボディラインの引き締め
- 身体のメンテナンス
ヨガの歴史と特徴
- ヨガの歴史
ヨガは4000年から5000年ほど前、インダス文明の頃には行われていたとされています。
なんとなく昔らかあるのは知っていたのですが、そんなに前から行われていたのは驚きです。
賢者たちが瞑想による悟りを経て体得した神聖な生命科学として考えられてきました。
そこから継承と発展がされ、「ヨーガ・スートラ」という経典が誕生しました。
この「ヨーガ・スートラ」が現在のヨガの指針となっています。
日本では1940年代に「ハタ・ヨーガ」という体系化されたヨガが広まっていきました。
- ヨガの特徴
私のイメージではヨガは深呼吸をして、ちょっと複雑なポーズをとるものでしたが、それはほんの一部でした。
「ヨガ」はサンスクリット語で「繋がり」という意味があります。
姿勢、呼吸、瞑想を組み合わせて心と身体の緊張をほぐし安定と安らぎを得るとこができます。
ピラティスの呼吸は胸式呼吸、胸と背中を膨らませて吸った時よりも長い時間で吐きます。
ヨガの呼吸はなんと胸式、腹式呼吸をふくめて6種類、呼吸をしっかりとしてポーズをとる事で整える効果を得ます。
- ヨガをする目的
ヨガをする本来の目的は心の安定を目指す事です。
現在ヨガをやっている人の目的には様々かもしれませんが、心を落ち着かせるために瞑想できるポーズをとるのがヨガというものです。
- 心を落ち着かせる
- 集中力をアップさせる
- ストレスの緩和
ピラティスとヨガの共通点は?
今までは、違いはあるけれど似ているなと思っていたピラティスとヨガ。
根源や目的のかなり全て違いがあったことには驚きでした。
反対に、共通点として言えるのは、ピラティスとヨガの共通点は呼吸と共に動くことで整えることです。
どちらにも呼吸をすることが大切なのは同じだなと思いました。
呼吸をしっかりとして、整えること、意識をして落ち着くのは日々の生活ではなかなかできないですよね。
少しでも時間をとって落ち着くのは必要だなと感じます。
ピラティスやヨガとストレッチは似ているようで違いがある!

ピラティスとヨガの共通点は呼吸と共に身体や心を整える事でした。
整えるでイメージできるものがもうひとつ、ストレッチがあります。
ピラティス・ヨガとストレッチ、似ているけれど違いがあります。
ストレッチは筋肉を伸ばして柔軟性を高め、身体を動きやすくする事が目的です。
知識を持って意識的に行うのがピラティスやヨガ、生活の中でも無意識的に行っているのがストレッチです。
ピラティスやヨガをやったから身体がストレッチできたかというとそうでもないようです。
ピラティス・ヨガの動きの中にもストレッチ要素は取り入れられているので、全くやらないという訳ではないです。
身体を動きやすくというのは身体を整えることにも繋がるので、ヨガよりもピラティスと似ているのかもしれないです。
ですが、ストレッチは運動の前後のウォームアップやクールダウンで行う事が多いのでそもそもの目的から違います。
私も何か動く前にはよくストレッチをするようにしていますが、ピラティスやヨガをやっている意識は全くありませんでした。
ストレッチをしたその先に、ピラティスをする、ヨガをすると思うのが良いかもしれないです。
毎朝起きた時、長時間座って立ち上がった時など、無意識的にのびをしていませんか?
実はそれもストレッチの一種で、生活の中に染み込んでいるものもあるかもしれません。
一方でピラティスやヨガはある程度の知識を持って身体や呼吸に意識を向けて行います。
ここにも違いがあるのはなるほどなぁと思いました。
これも上手く使い分けられると身体にとっていい状態が保てるのでは??と思います!
まとめ

- ピラティス向きなのは筋トレや身体の癖を治したい人、不向きなのは大きな筋肉を鍛えたい人
- ヨガ向きなのはリラックスや心を落ち着けたい人、不向きなのはダイエットや運動をしたい人
- ピラティスとヨガは発祥や目的、特徴に違いがある
- ストレッチも似ているけれど、ストレッチは筋肉を伸ばして柔軟性を高め、身体を動きやすくする事が目的なので使い分けが大事
ピラティスとヨガ、向き不向きはあるのか、その違いについて紹介してきました。
似ているようで実はかなり違ったかなと思いますがいかがでしょか。
うまく使い分けて身体も心もほっこり元気になれますように!

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