農業を一人でやるには限界がある?!気になる収入や販売方法も調査

生活
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私は主人の実家が農家で、一人でやっている義父のところへ年に一度田植えの手伝いに行きます。

自然の中での作業は空気もおいしく、自分で食べるものにほんの少しでも携われるという喜びを毎回感じますよ。

そのため、例えば都会でサラリーマンをしていた人が農業に転職したい、自然の中で人のためになるものを作りたい、という気持ちも分かります。

ただ実際は、一人で農業を始めたけれどもう限界だ!思い描いていた暮らしが出来なかった…と限界を感じて離れていく人も多いそうですよ。残念ですね。

せっかく農業を始めたのに限界を感じてやめることがないよう、一人でやる場合に知っておいたほうがよいことを調べてみました。

気になる収入のことや、作物の販売方法についてもお伝えします。

農業にかける一人でも多くの人の想いが実を結びますように。

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農業を一人でやるには限界があるのか

実際に一人で農業を始めようと決意したときに、果たして一人で出来るのか?一人で出来ることには限界があるのでは?と悩みますよね。

結論としては、自分が農業にかけられる時間、お金、労力の限界をよく見極め、無理のない範囲で始めれば続けていけるのではないでしょうか。

また、農業を始めるときに実際に悩みになる、主に次の3つについて今回は調べてみました。

  1. 一人で始めるにはどれくらいのお金が必要か
  2. どれくらいの面積が一人で出来るのか
  3. 農業を一人でやるのに必要なこと

農業を一人で始めるにはどれくらいのお金が必要か

農業は最初にどれくらいお金がかかるの?

農機具の設備投資費+当面の生活費が必要だよ!

最初にかかる経費をお話しますと、農業を始めるための大きな経費として設備投資が必要になります。

例えば収穫や刈り入れに必要な農機具や運搬用軽トラックの購入、資材の購入、またそれらを保管しておく建造物を建てる必要もあるかもしれません。

その他にも種苗、肥料、機械の燃料費など継続してかかる費用もあります。

しかも土地が大きくなればなるほど規模も大きくなり、必要な農機具も増えるので経費もふくらみますね。

それに加えて、作物を植えて初めて収穫できるのはどんなに早くても3ヶ月かかります。

しかも初めての場合はうまく生育する可能性は難しいと言われています。

農業は収穫ができ売れることで初めて収入が得られますが、お金が手元に来るまでには時間がかかり、そこまでの生活費を確保する必要がありますよ。

もしかしたら1~2年ほどの生活費が必要になる場合もあるでしょう。

まずは農機具などの設備投資費用+当面の生活費が最初に必要です。

一例として、新規就農者が始めるときにどれくらいの自己資金を用意したかのデータがあります。

それによると経営に関する資金として平均230万円、生活費として平均160万円、合計平均約390万円という結果が出ています。

(2016年全国新規就農センター調べ)

一人でどれくらいの面積が限界か

農業を始めたいけれど、一人で作れる面積はどれくらい限界かな?

作る作物によって変わるわね。自分一人で管理できる面積を知ることが大切よ。

まず、農業を始めるのには農地が必要になりますが、土地を「購入する」か「借りる」ことになります。

個人で土地を購入する場合は、各市町村にある「農業委員会」に問い合わせてみて下さい。

土地を借りる場合、メリットとしては「経費として計上できる」とのことなのので、税制面でみると長期的には借りるほうが有利のようですね。

そして考えるのは「何の作物をどれくらいの量作るか」によって一人で作れる面積が出てきます。

お米なのか、野菜なのか、果物なのか、何を作るかによっても変わりますね。

住んでいる地域によっても変わり、北海道と九州ではまるで気候や地質も違います。

また作物を植え収穫に至るまでには、種や苗作りから手入れ、害虫対策から肥料の仕入れまでたくさんの工程が必要ですね。

それらにどれくらいの時間を費やせるかによって、一人でどこまでの面積を作ることが可能か、見えてくるのではないでしょうか。

そして都道府県の普及指導センターでは農業の普及指導員がいて、農業経営についてのサポートをしてくれるそうです。

そこに相談すれば、この作物なら一人でどれくらいの面積が作れるか相談にのってもらえるかと思います。

農業を一人でやるには何が必要か

例えば一般的な会社の組織を思い浮かべてください。

会社の中には企画部、営業部、経理部など様々な部署があり、それぞれの役割を担っていますよね。

農業を一人でやる場合、それらを全て一人で行う必要があります!

  • 企画部→何の野菜をどの時期にどれくらい作るか、畑を有効に活用できる方法を考える。
  • 営業部→作った作物をどんな場所でどんな方法で売るか、売り込み方を考える。
  • 経理部→農家は自営業になるので、売り上げを申告する必要がある。帳簿の記入なども必要。

こう考えること、やることが山のようにありますね。

外で作物を作ることと同時進行で、しかも一人で進めなくてはなりません。

一人で農業を始めるには一つの会社を経営するくらいの労力も必要なことが分かりますね!

最初に書いたように、私の義父は長年農業をやっているのですが、他の地域から来て農業を始めた人の相談にのったり手伝いにいったりしています。

周りでは農家が減っていることもあり、農業を志す人が増えることはとても嬉しいようですよ。

始めは手探りの中で、お金のことや作物のこと…考えることがたくさんあります。

一人で抱え込まず、周りに農業に詳しい人がいたらぜひ相談してみてください。きっと力になってくれると思います!

農業を一人でやるとどれくらいの収入になるか

もしも会社員であれば、振り込まれた給料がそのまま収入となりますね。

では農業は?というと、売り上げ-必要経費=収入となります。

一人で生活できる収入を得たいなら、予測される売り上げや必要な経費をあらかじめよく考えておくことが必要です。

一般的なデータとして、農家の平均年収は200~300万円と言われており、200万円が農家としてやっていけるかどうかのラインとなるそうですよ。

先ほども書きましたが、年間200万円の収入を得るためには、経費の分も考えなくてはいけないので、売り上げはそれ以上を目指さなければなりません。

では、どうしたら売り上げを少しでも伸ばせるのでしょうか?

少しでも収入を上げるために知っておきたいこと

自分一人で農業を始めるときに少しでも収入を上げるため、またその後も安定した収入を得るため、次のことを考えておきましょう。

  • 露地(ろじ)栽培と施設栽培のどちらを選ぶか
  • 野菜の利益率を考えて作る作物を決める
  • 作る品目の数や種類を工夫する

露地栽培と施設栽培

野菜を作るには「露地栽培」と「施設栽培」というのがあるのをご存じですか。

露地栽培

昔ながらの、自然と共に畑で作物を育てるやり方です。

大きな設備は不要なため、初期投資が低く抑えられます。新規で始める人に向いているでしょう。

広い土地があれば何種類かの作物を作ることも可能です。

露地栽培で育てられる野菜…ブロッコリー、レタス、きゅうり、なす、白菜、大根など

施設栽培

ビニールハウスや温室で栽培する方法です。

天候に左右されにくいため収穫も安定していて、収益も露地栽培より多く見込めるそうです。

ただ初期投資は露地栽培の2倍かかると言われ、その後も光熱費などの維持費が必要になりますね。

一人で始める場合は露地栽培でスタートし、経営が軌道に乗ったら人員や規模を増やして施設栽培に切り替えるという方法もあるようです。

施設栽培で育てられる野菜…いちご、トマト、ピーマン、ねぎなど

どちらもメリット・デメリットがあるため、始める前によく考える必要がありそうです。

野菜の「利益率」を知る

どうせ作るなら、なるべく利益の出やすい作物を作りたいと思いますね。

利益率の高い野菜は、施設栽培で作られた野菜という傾向があるそうですよ。

理由としては、温度管理が可能なため1年を通して栽培できる、施設の中で育つため害虫の被害を少なくできる、といったことです。

その中でも利益率が高いと言われている野菜は「ミニトマト」「いちご」です!

ミニトマトやいちごが実っている様子を見たことがありますか?

どちらも少ない面積の中で、いっぱいに実を付けますね。さらに施設栽培なら雨風や害虫の被害を受けることもなく、見た目もキレイ!で商品価値は高くなります。

作る品目の数や種類を工夫する

作る作物の組み合わせがうまくいけば、夏と冬に違う野菜を栽培でき1年を通して畑をフル稼働出来ます。その分収益も上がり経営も安定しますね。

数種類の作物を作れば、1つが病気などでダメになっても大丈夫という保険にもなります。

ただ作る品目が多ければ多いほど、かかるコストも増えます。

なぜなら作る作物によって必要な資材や機械が違うため、その分手間やお金がかかってくるでしょう。

種類をしぼってたくさん作るか、品目を多く作って広げていくかは、考えるところですね。

また、同じ時期に他の農家でもたくさん作っているものは、需要が少ないため売り上げにつながりにくくなります。

収入に不安な人が頼れる支援制度

農業を始めたいけれど、まだ資金が貯まっていない、暮らしていける収入があるか心配…というのは当然のことだと思います。

農業をやりたいと望んでいる若者は、国にとっても大切な人材のはず。

そんな方のために農林水産省などの組織は、補助金や支援できる制度を設けています。

それぞれ、年齢制限や期間など条件はいくつかありますので、よく確認してみてはいかがでしょか。

農林水産省のホームページを見るにはこちらをクリックしてください。

日本政策金融公庫のホームページを見るにはこちらをクリックしてください。

自分のやりたいことと収入の両方を得ることは、誰もが望むことです。

農業は基本的に自営業なので、その点は自分で切り拓ける可能性も持っています!

収入の面に関して前もって様々な対策を考えておくことや、支援を頼ることなども視野に入れ、やりたい農業ができる道筋を立てておきましょう。

農業を一人でやるには販売方法も大切

せっかく作った作物をどこに販売するのかは、栽培するのと同じくらい大切なポイントです。

自分がどんな農業をやっていきたいか、販売先によっても変わるのではないでしょうか。

実際に農業をやっている人は、1つの販売先をメインとし他にも複数持っておくことが一般的です。

主な4つの販売ルートについてはこちら

  1. JA・卸売市場への出荷
  2. 直売所・道の駅での販売
  3. 製造メーカーへの販売
  4. ネットやフリマアプリでの販売

1.JAや卸売市場への出荷

JA(農協)への出荷は品質基準があり、それをクリアしていれば価格が安くても買い取ってくれます。

しかも基本的に全量を買い取ってくれます。

販売手数料や運搬費用などの経費が引かれることにはなりますが、全部一人でやるのは大変ですね。

またそのために生産部会に所属することにはなりますが、生産にまつわるタイムリーな情報を集めることが出来ます。

これは生産を始めて間もない人や一人で栽培している人にとって、欠かせない情報源ではないでしょうか。

ただ出荷するときの相場によって価格変動がありますので、ご注意を。

卸売市場への出荷はJAとほぼ同じですが、手数料がかかりません。

2.直売所・道の駅での販売

直売所や道の駅は安くて新鮮!というイメージがあるので、私もよく利用します。

周りにも利用している人は多く、データで見ても利用者や売り上げ金額は年々上がっているようですよ。

直売所や道の駅で販売するメリットは、自分で価格を決められるということです。

また購入者との距離が近いため「こんな野菜があったらいいな」というニーズを拾いあげやすくなりますね。

半面、直売所などで販売するときには、売り上げから手数料(通常15~20%)を引いたものが利益となります。

また作ったものを扱ってもらえるよう営業が必要なこと、また梱包や運搬も自分でやるので手間はかかります。

さらに売れ残ったものは自分で回収しなければなりません。

3.製造メーカーへの販売

製造メーカーが作る加工品に使うため、納める作物を契約販売します。

加工品にするためにはたくさんの量の作物が必要となるため、一定量を安定して供給できないといけません。

でも契約という安心があるため、経営計画も立てやすいのがメリットです。

4.ネットやフリマアプリでの販売

ネットの普及と共に広まってきた販売ルートではないでしょうか。

私もフリマアプリで野菜の販売を見たことがありますが「朝採れ新鮮!」「お得詰め合わせセット」などどれもお得で上手に販売しているものばかり!

無農薬野菜や希少なお野菜が手に入るなど、個々のニーズに応えられるのもネットの強みです。

メリットとしては、自分で価格を設定できること、直接売れるので販売手数料がかからないことです。

一人で販売するにもパソコン一台あれば済み、外に営業に出る必要がないのも利点ですね。

一方では、SNSでの運営となるためホームぺージの作成や、SNSでの効果的な宣伝が出来ることが必要です。

また作物を送るには送料が欠かせないため、その辺りも価格設定との悩みどころになりそうです。

いかがでしょうか。販売先はいくつかあり、それにより収入面も左右されるかもしれません。

自分のやりたい農業の形が販売方法につながっていくと思うので、あらかじめよく考えておく必要がありますね。

まとめ

  • 農業を一人で始める場合は、自分がかけられる時間の限界、お金や労力のかけられる限界を見極め、無理のない範囲で始める。
  • 農業を一人で始めるには資金が必要。その後も安定した収入が得られるよう、作物の種類や数を工夫する。国などの支援に頼ることも出来る。
  • 作った作物の販売方法はさまざまなので、自分のやりたい農業にあった販売方法を考える。

今回調べてみて、農家さんの数だけ色々な農業のやり方が存在することが分かりました。

目指す農業と生活できる収入を一人で得ることは、最初は難しいかもしれません。

でも始めるときによく計画を立て、相談できる機関も利用すれば、農業の道を続けていけるのではないでしょうか。

色々な困難の限界を突破し、あなたらしい農業の道を進めることを応援しています!

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