高い栄養価と多くの効果があるとされている、スーパーフード「モリンガ」。
モデルのローラさんも愛用中とのことで、美意識の高い女性を中心に、じわじわと人気が出てきています。
モリンガを愛用中のあなたも、これからモリンガを取り入れてみようとしているあなたも、デメリットや副作用があるのか気になりますよね。
完璧なものが存在しないように、モリンガにも、メリットがあれば、当然デメリットもあります。
そのデメリットを受け入れられるか、また、デメリットを超えるメリットかどうかを判断することが大切です。
あなたにとって、モリンガが良い効果をもたらすのかどうか、判断材料となれば嬉しいです。
モリンガのデメリットとは?

私も、モリンガを食事の中に取り入れている一人です。
デメリットがあるのか不安になって、詳しく調べてみました。
モリンガは、たくさんの地域で長く食べられてきたという歴史があります。
そして、自然食品であるため、薬やワクチンのような副作用はなく、安全であると考えられています。
しかし、ごくまれに、モリンガを摂取し始めてから、モリンガに体が慣れるまで、次のような症状(デメリット)がみられる場合があります。
- 便がゆるくなる
- 体がだるくなる
- 肌が荒れる
このような症状は、モリンガが豊富な栄養素を含んでいるがゆえだと考えられています。
今から、デメリットの症状がどんなものなのか、紹介していきますね。
また、好転反応と悪化を見分けるコツについても紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
便がゆるくなる
モリンガには、体内毒素を排泄させるという効果があります。
便秘改善としてはいいのですが、飲みはじめで、体内に排出物が多い時などは、水様性の下痢が出る場合があります。
体がだるくなる
モリンガには、代謝を活発にする効果もあります。
モリンガを食べると、細胞が活性化し、エネルギーを必要とするため、一時的に体力が奪われる場合があります。
肌が荒れる
体内に残っている有害物質や老廃物が体外に排泄される際、皮膚にも同じような現象が起こり、肌荒れしているという可能性があります。
毒素が排出されれば、徐々に肌荒れがおさまっていきます。
好転反応か悪化か?見分けるコツ
モリンガは、高い栄養価を誇るため、先ほど紹介したような症状が出たとしても、必ずしも悪いことだとは言い切れません。
好転反応といって、改善が現れる前の一時的な悪化なので、心配はいりません。
好転反応とは、一時的に起こる身体反応のことで、反応の程度はさまざまです。
しかし、どんどん悪化している状態であれば、すぐにモリンガを摂取することをやめてください。
場合によっては、病院で相談した方が良いこともありますので、注意が必要です。

好転反応かどうか、自分ではわからない!

どうやって見分けたらいいの?
このように思われるかもしれません。
紹介したような症状が、3~7日ほどで終わる場合は、身体にとってのデメリットではなく、むしろ好転反応であると考えられています。
しかし、体質や体調によっては、あなたの身体に合っていないという可能性もあります。
症状が長く続く場合は、モリンガの摂取をやめて、病院で診てもらうことをおすすめします。
妊娠中の方は要注意!
モリンガは、ノンカフェインであるため、妊婦の栄養補給のために利用している国もあるようです。
しかし、厚生労働省のホームページには、次のような記載もあります。
極めて限られた情報として、モリンガの葉の抽出物を妊娠ラットに対し高用量を経口投与したところ、流産がみられたとの文献報告がありました。
このため、モリンガ(加工品を含む。)の摂取に際しては、妊娠している方又は可能性のある方は十分にご注意して下さい。
なお、国内におけるモリンガの加工品の販売につき照会した事業者に対しては、仮に販売する場合には妊婦等への注意喚起表示をするよう指導しました。
引用 厚生労働省ホームページ
この記事は、平成16年のものであり、モリンガの過剰摂取によるものだという指摘もあって、一概には言えません。
妊娠している方は、一度かかりつけの産婦人科で相談されることをおすすめします。
そして、飲み過ぎに注意する必要があります。
私は、現在妊娠中で、何を食べるときも「これは妊婦が食べていいもの?」と不安になってしまい、検索魔になりました(笑)

妊娠前から摂取していたモリンガも、妊娠中である今は、念のため摂取していません。
しかし、モリンガの素晴らしい効果を体験したので、出産後は、摂取を再開する予定です♪
モリンガのデメリットから考えられる効果

妊娠しているラットが流産したという例からも考えられるとおり、身体への影響は大きいです。
特に、臓器を活性化させるという特徴がデメリットとして発揮されてしまったケースだと考えられます。
モリンガには、臓器を活性化させるだけでなく、驚くべき効果がたくさんあります。
この効果が、自分にとって、メリットとなるのか、デメリットとなるのかを判断しながら、上手く取り入れてみてください。
すでにモリンガを知っている方も、「なんとなくすごい食べ物だなぁ」ではなく、「なぜすごいのか」を知っていただけると嬉しいです。
- 免疫力を高める
- 体力や疲労を回復させる
- 細胞を活性化させる
- ホルモンバランスを整える
- 高血圧を抑える
- 潰瘍や糖尿病、がんの治療に効く
- 骨粗しょう症を予防する
- 精神を安定させる
- 肌が綺麗になる
- 母乳を作る
- 貧血を改善させる
- 肝臓、腎臓、脾臓、膵臓などの臓器を活性化させる
- 腸内環境を改善させる
- コレステロールを低下させる
- 肥満を予防する
- 育毛作用
- 口臭を改善させる
- 虫歯予防
腸内環境を整えたいあなたや免疫力を高めたいあなたは、一度試してみることをおすすめします。
アンチエイジングケアやダイエットとしてもおすすめです。
モリンガは、まさに「自然の薬箱」です!
しかし、薬のような即効性を期待しすぎず、食材の1つとして考えておくことが大切です。
そして、この世に万能薬がないように、残念ながら、全ての方にモリンガが効果的だとは言えません。
血圧を下げる作用があるので、降圧剤を服用している方は、一度かかりつけの病院で相談し、摂取するようにしましょう。
また、モリンガにはカリウムなど、多くのミネラル成分が含まれています。
透析治療を受けている方は、カリウムの摂取量が制限されているケースが多いので、注意が必要です。
モリンガのデメリットを理解して、慎重に判断するのが大切です。
モリンガはデメリットよりもメリットの方が多い

世界中で、「奇跡の木」や「スーパーフード」と呼ばれているモリンガ。
モリンガのデメリットを紹介しましたが、実は、デメリットよりもはるかにメリットの方が多いです。
後で、詳しく説明しますが、モリンガには、90種類以上もの栄養素が豊富に含まれているため、手軽に栄養をチェージすることができますよ。
そして、「腸内環境が整う」や「免疫力が高まる」といった良い反応(メリット)が現れる人が多いのです。
モリンガについて、あまり知らない方のために、モリンガの説明をしますね。
モリンガは、英語でMoringa oleiferaと書きます。
海外では、Horse radish tree(ホースラディッシュツリー)やDrumstick tree(ドラムスティックツリー)など様々な呼び方で呼ばれているんです。
モリンガは、ワサビノキ科の植物。
根に香料があることから、日本では、ワサビノキとしても知られていますが、山葵(わさび)とは全然違う植物です。
モリンガは、北インドが原産です。商業用として、毎年多くの国で栽培されていて、今では、日本でも、沖縄県などの暖かい地域で栽培されています。
モリンガは、成長が早く、成木では高さ5mから10mにもなります。
そして、生命力が強く、病害虫にも強いという特徴があるため、比較的育てやすい印象を受けました。
また、モリンガは、伝統医学「アーユルヴェーダ」などにおいて、たくさんの薬効が認められています。

私は、「アーユルヴェーダトリートメント」に通っていて、
生徒同士でも「モリンガいいよね!」と話題になっています。
5,000年以上前から、メディカルハーブとして、伝統的に利用されてきたというから驚きです。
若い鞘(さや)は、高級な野菜として、スープや炒め物などに調理されています。
鞘(さや)や種からは、抗酸化作用の高いオイルも取れるので、汎用性が高いです。
種を炒めて食べると、ピーナッツのような味がしますよ。
花は、香水の香料として使われたり、葉や枝と同じように、野菜として食べたりすることもあります。
根は、刺激的なので、香辛料として使用されています。高麗人参の数倍にもなる栄養価があり、滋養強壮に効果的です。
葉、鞘(さや)・種、花、根まで、どの部分をとっても利用価値が高いので、無駄が少ない植物だと言えますね。
栽培されている地域では、地球環境や貧困問題の改善にもつながっています。
このような背景からもわかるように、モリンガは、地球が与えてくれた奇跡の恵みですよね。
高い栄養価を誇り、様々な効果をもたらすだけでなく、明るい未来に繋がるという意味でもメリットが多く、「奇跡の木」と呼ばれているのかもしれません。
モリンガには、数えきれないほど多くのメリットがありましたね。
あなたにとって、デメリットとなるのか、メリットとなるのか、よく考えてみてください。
モリンガに含まれる栄養
モリンガには、タンパク質、ビタミンA、ビタミンB、ミネラルをはじめとした、90種類以上もの栄養素が豊富に含まれています。
モリンガがスーパーフードと呼ばれる所以ですね。
例えば、モリンガには、β(ベータ)カロテンが豊富とされているニンジンの2倍以上のβカロテンを含んでいます。
食物繊維は、レタスやキャベツの20倍ほどで、鉄分は、牛レバーの2倍!

私は、レバーが苦手だったので、鉄分不足解消のために、モリンガを摂取し始めましたよ!
また、カルシウムと言えば、牛乳を思い浮かべますよね。
しかし、モリンガは牛乳の20倍ほどのカルシウムを含んでいて、タンパク質は牛乳の12倍も含んでいるので、驚きです。
その他にも、多種類の成分について、植物の中でもトップクラスを誇ることが、様々な論文で明らかにされています。
日本人が不足しがちな成分が豊富に含まれていて、気軽に取り入れることができるのは、嬉しいポイントですよね。
日本で流通しているモリンガ
主に、日本で流通しているモリンガは、パウダー状の乾燥モリンガかサプリメントタイプ(タブレットタイプ、カプセルタイプ)です。
私は、パウダー状の乾燥モリンガを飲んでいます。

青汁のような見た目をしていて、日本人にとっては馴染のある抹茶のような風味で、味は香ばしいコーン茶のようでした。
美味しくて、飲みやすかったです。
乾燥モリンガをそのまま水に溶かして飲むだけでも良いのですが、一手間加えることで、楽しく、美味しくなリます。
私がおすすめしている取り入れ方を紹介しますね。
- ホットミルクに混ぜて飲む
- モリンガカレーにする
- トーストの上に、バターとモリンガをかける
- パンケーキやクッキーなどのお菓子作りでパウダーとして使う
このように、様々な活用法がありますので、普段の食事に気軽に取り入れることができます。
モリンガの香りが苦手な場合は、サプリメントタイプ(タブレットタイプ、カプセルタイプ)を飲んで、取り入れてみると良いですね。
そしてモリンガについてより詳しく知りたいあなたは本を読んでみるのもおすすめですよ!
モリンガについて記載されている本は意外とたくさんあり、『モリンガのきせき』という子ども向けの絵本もあったので、驚きました。
私は、モリンガの魅力をわかりやすく紹介してある『史上最強のスーパーフード「モリンガ」の奇跡』という本がおすすめです。
また、『奇跡のモリンガ』という本では、300もの病気を予防すると書いてありますので、気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
300もの病気を予防するなんて、まさに奇跡の植物ですよね!
まとめ

- モリンガには、便がゆるくなる、体がだるくなる、肌荒れするといった反応(デメリット)が出る場合がある
- モリンガには、腸内環境が整う、免疫力が高まるなど多くの効果がある
- モリンガは、5,000年以上前からメディカルハーブとして伝統的に利用されてきた
- モリンガには、90種類以上もの栄養素が豊富に含まれている
モリンガは、日々の暮らしに笑顔をもたらしてくれる、スーパーフードです。
モリンガの効果が、自分にとって、メリットとなるのか、デメリットとなるのかをしっかり判断することが大切です。
妊娠中の方や降圧剤を服用している方、透析治療を受けている方は、モリンガの効果がデメリットとして発揮される恐れがあります。
モリンガを取り入れる際は、十分に注意しましょう。
そして、どんなに栄養価が高くても、モリンガに頼りすぎず、バランスの良い食事を心がけてください。
モリンガを食材の1つとして、自分らしく取り入れてみると良いですね。
摂取量を守りつつ、自分の身体と相談しながら、モリンガライフを楽しんでください。
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