あなたは、いらない食器の使い道に困っていませんか?
私の家にも、大きさが中途半端で使いにくく、いらなくなった食器がいくつかあります…。
割れたり欠けたりして使えなくなった食器や、あまり気に入らないデザインの食器に、何か使い道があれば嬉しいですよね。
実はいらない食器は、金継ぎをしたり、マーカーやペンキを使ったりしてリメイクすることができます!
今回は、いらない食器をリメイクする方法についてご紹介します。
また、どうしても食器をリメイクできないときのために、食器を寄付する方法や、捨てる方法についてもご紹介しますね。
いらない食器はリメイクしよう!

あなたが、お手持ちの食器を「いらない」と思っている理由はなんですか?

割れてしまって使えなくなったから。

デザインがあまり好みじゃないから。
このようにさまざまな理由があるかと思います。
割れたり欠けたりした食器は金継ぎをすることで、デザインが好みでない食器はマーカーやペンキを使うことで、リメイクすることができますよ。
これから、いらない食器をリメイクする方法について詳しくご紹介します。
金継ぎをする
お気に入りの食器が割れたり欠けたりして壊れてしまうと、ショックを受けますよね。
壊れてしまった食器は、金継ぎをすることで新しい食器に生まれ変わらせることができますよ。
金継ぎとは、漆(うるし)を使って壊れた食器を修復する伝統技法のことです。
割れ・欠け・ひびのある部分を漆で接着して、その接着部分に金粉で装飾が施されるため、「金継ぎ」と呼ばれていますよ。
金継ぎを施された食器は、施される以前よりも高い価値があるものとして扱われることがあります。とても興味深い文化ですよね!
金継ぎをすることで、お気に入りの食器をもう一度使うことができるようになりますし、新たなデザインの食器としても楽しむことができますよ。
金継ぎを行う際の基本的な流れは、以下の通りです。
- 割れた食器の破片同士を接着剤でくっつける
- 接着した部分に漆を塗る
- 漆の上に金粉をまく
基本的にはこの3ステップで、壊れた食器を直すことができますよ。

金継ぎをやってみたいけれど、難しいんじゃないの?

Amazonで売られている金継ぎキットで、手軽に始められますよ。

Amazonの金継ぎキットには、金継ぎに必要な道具が一式そろっており、手順書も同封されています。
そのため、初心者でも安心して始めることができますよ。
お気に入りの食器が壊れてしまって悩んでいるなら、金継ぎに挑戦してみてはいかがでしょうか?
陶器用マーカーでリメイクする
なんとなくデザインが気にいらなくて、手放そうとしている食器はありませんか?
デザインが好みでない食器は、陶器用マーカーを使うことで、あなた好みのデザインの食器にリメイクすることができますよ。
陶器用マーカーとはその名の通り、陶器に絵付けをするためのマーカーのことです。
絵付けと聞くと難しい作業を想像されるかもしれませんが、食器にお絵描きをする感覚で楽しむことができますよ。
陶器用マーカーは100均で手に入れることができ、手軽に始められるのが嬉しいポイントですね。
ダイソーでは「絵付けマーカー」、セリアでは「陶器用マーカー」という名前で売られていますよ。
ダイソーの絵付けマーカーは、黒・赤・青・黄色・ピンク・緑・黒とカラー展開が充実しているのが特徴です。
これだけ色の種類が豊富ですと、カラフルなデザインにも挑戦できそうですね。
また、セリアの陶器用マーカーは、黒・青・赤・茶色の4色展開で、ペン先が筆のようになっています。
シックな色味に仕上げたい場合や、細かい絵を描きたい場合にはセリアのマーカーがおすすめですよ。
陶器用マーカーで食器をリメイクする際は、以下のものを用意してください。
- 陶器用マーカー
- オーブン
- オーブン対応の陶器
陶器用マーカーで描いた絵は、オーブンで焼くことによって定着します。
そのため、使用する陶器は必ずオーブン対応のものを用意するようにしましょう。
また、陶器用マーカーの袋の裏面に詳細な使い方が記載されている場合があるので、捨ててしまわないように注意しましょう。
陶器用マーカーを使った食器のリメイクの方法は、以下の通りです。
- 陶器用マーカーで食器に絵を描く
- 食器をオーブンに入れて焼く
- 焼き終わったら1時間ほど冷ます
- 陶器用マーカーで食器に絵を描く
まず、陶器用マーカーを使って食器に絵を描いてみましょう。
絵を描くのが苦手という場合は、食器のふちをマーカーでなぞるだけでも印象が変わり、かわいらしくなりますよ。
もし、絵を描いている途中で失敗してしまっても問題ありません。
失敗してしまった箇所は、水を付けたティッシュで拭き取ることで簡単に元通りになりますよ。
- 食器をオーブンに入れて焼く
次に、絵付けの終わった食器をオーブンに入れて焼きます。
焼く時間や温度はマーカーの種類によって異なりますので、マーカーの袋に記載された条件で焼くようにしましょう。
オーブンで焼き上げることによってマーカーの色が定着し、使ったり洗ったりしても色が落ちなくなりますよ。
- 焼き終わったら1時間ほど冷ます
最後に、焼き終えた食器をオーブンから取り出して、1時間ほど冷まします。
焼き終えた食器はかなり熱くなっていますので、やけどしないように十分注意しましょう。
1時間ほど経ち食器が完全に冷えたら、食器を一度洗いましょう。
洗い終えたら、世界の一つだけの食器を使い始めることができますよ。
ペンキを使って小物入れにリメイクする
いらない食器を、食器以外のものとして使えたらいいなとお考えではありませんか?
いらない食器は、ペンキを塗ってデザインを変えることで小物入れにリメイクすることもできますよ。
もしお手元に気に入らないデザインの食器があるなら、ペンキで塗りつぶして、新たなアイテムに生まれ変わらせてみましょう。

私のおすすめは、アンティーク調の小物入れにリメイクするという方法です!
いらない食器は、100均のペンキを使うだけでアンティーク調の小物入れに大変身させることができますよ。
これから、その手順を詳しくご紹介しますね。
いらない食器をアンティーク調の小物入れにリメイクする際は、以下のものを用意しましょう。
- ペンキ(白・黒)
- ハケ
- 紙皿
- アルミホイル
- いらない布
ペンキとハケは、ホームセンターや100均などで手に入れることができますよ。
どれも手軽にそろえることができるものばかりなのが、嬉しいポイントですね。
小物入れへのリメイクの手順は、以下の通りです。
- 黒いペンキを食器全体に塗る
- 紙皿に白いペンキを出し、丸めたアルミホイルに付ける
- アルミホイルで食器をポンポンと叩く
- ペンキが乾いたら、布でポンポンと叩く
- 黒いペンキを食器全体に塗る
まず、食器全体を黒いペンキで塗りつぶします。
このとき、多少ムラになっても、味が出て良い感じになるので問題ありません。
- 紙皿に白いペンキを出し、丸めたアルミホイルに付ける
次に、紙皿の上に白いペンキを出しておきます。
そして、丸めたアルミホイルの表面にペンキを付けましょう。
- アルミホイルで食器をポンポンと叩く
次に、丸めたアルミホイルで食器の表面を、やさしくポンポンと叩きましょう。
黒色に塗られた食器に、白いまだらな模様を付けるイメージです。
- ペンキが乾いたら、布でポンポンと叩く
最後に、ペンキが乾いたら布にペンキを付けて、ポンポンと叩きましょう。
布で叩くと、アルミホイルで叩いたときとは異なる模様が付いておもしろいですよ♪お好みの模様が付いたら、完成です!
ペンキで塗った食器の上には、食べ物は乗せないように注意してくださいね。
いらない食器が、おしゃれなインテリアに大変身しますのでぜひお試しください!
いらない食器は、金継ぎをしたり、マーカーやペンキでデザインを変えたりすることでリメイクすることができますよ。
いらない食器は寄付やリサイクルもできる!

いらない食器の使い道を模索しても、どうしてもリメイクできないこともあるかと思います。
食器をリメイクできないときは、寄付やリサイクルすることもできますよ。
まだ使える食器を捨ててしまうのはもったいないので、ぜひ視野に入れてみてくださいね。
寄付やリサイクルをするやり方としては、以下の方法が挙げられます。
- いらない食器を支援団体に寄付する
- いらない食器をリサイクルショップに買い取ってもらう
- いらない食器をオークションやフリマアプリに出品する
これから、それぞれの寄付・リサイクルの方法について詳しくご紹介しますね。
いらない食器を支援団体に寄付する
いらない食器は、支援団体に寄付することで新しい持ち主のもとに届けることができますよ。
世界には生活物資が足りずに困っている人も多く、私たちが使わなくなった食器も必要とされることがあるんですよ。
いらない食器を支援団体に寄付すると、世界各国の貧しい人々のもとに届けられて使ってもらうことができます。
販売をするわけではないので利益は出ませんが、食器を必要とする人々の生活を助けて社会貢献をすることができますよ。
寄付する食器は新品でなければならない場合もありますが、使用済みのものであっても受け取ってもらえる場合があります。
新しい持ち主に気持ちよく使ってもらうためにも、状態の良い食器を送りたいですね。
いらない食器をリサイクルショップに買い取ってもらう
いらない食器をリサイクルする方法の1つに、リサイクルショップに買い取ってもらうという方法があります。
特に、ブランドものの食器や、箱が付いている食器の場合は高値で買い取ってもらえることがありますよ。
ただし、ブランド品でないものや箱がないものですと、買取価格が付かないという場合もありますので注意しましょう。
リサイクルショップで買取価格が付かなさそうな食器は、フリマアプリやオークションなどで売ると値段が付きやすいですよ。
いらない食器をオークションやフリマアプリに出品する
いらない食器は、オークションやフリマアプリに出品するのもおすすめです。
リサイクルショップで買取価格が付かなかった食器でも、オークションやフリマアプリで売ることで利益を得ることができる場合もありますよ。
オークションの場合は、単品の食器よりもセットの食器のほうが入札されやすい傾向にあります。
1万円を超えるような食器のセットをお持ちの場合は、オークションに出品することを検討してみてはいかがでしょうか。
オークションは購入者が買いたい価格で入札していく方式なので、あなたが出品する食器を欲しいと思っている人に、適切な値段で売ることができますよ。
フリマアプリの場合も、オークションと同様の食器類が人気な傾向にあります。
オークションと異なる点は、売れるまでのスピードが早い点と、あなた自身が売りたい値段で食器を売ることになる点です。
売りたい値段が決まっている場合や、すぐに食器を売りたいという場合にはフリマアプリの使用をおすすめしますよ。
オークションやフリマアプリで食器を売る際には、ご自身で食器を梱包して発送する必要があります。
そのため、トラブルに発展しないよう、丁寧に梱包をして傷が付くのを防ぎましょう。
どうしてもリメイクできなかった食器は、寄付やリサイクルをして新しい持ち主のもとに届けることができますよ。
いらない食器の捨て方はこちら!


いらない食器をリメイクすることも、リサイクルすることもできなかったので、捨てたい…。

いらない食器ってどうやって捨てたらいいの?
食器の捨て方は、食器の種類によって異なるので注意が必要です。
これから、以下の食器の捨て方について詳しくご紹介しますね。
- 陶磁器やガラスの食器
- 金属の食器
- プラスチックの食器
- 大きいサイズの食器
陶磁器やガラスの食器
陶磁器やガラスの食器は一般に、燃えないゴミの扱いとなります。
私たちが普段使っているようなお皿は陶磁器のものが多いですし、コップはガラス製のものが多いですよね。
普段の生活で最も多く使われる食器の種類なのではないでしょうか。
陶磁器やガラスの食器は、落とすと割れる危険性があるので、燃えないゴミとして出す場合には注意が必要です。
必ず、新聞紙などで包んだり、透明な袋に入れて割れものが入っていることを記載したりしてからゴミに出すようにしましょう。
また、燃えないゴミの収集は月に1回~2回と少ない自治体も多いので、機会を逃さないようにしてくださいね。

私は燃えないゴミを何度も出しそびれて、何ヶ月もの間出せなかったことがあります…。注意しましょう!
金属の食器
ステンレス製のお皿などの金属製の食器は一般に、金属ゴミの扱いとなります。
また、自治体によっては燃えないゴミの扱いになっていることもあるので、確認が必要です。
また、お皿に限らずスプーンやフォークなどのカトラリー類や、フライパンなどの調理器具も金属ゴミの扱いとなりますよ。
ただし、大きいサイズの食器の場合は、金属ゴミではなく粗大ゴミとして扱われることもあります。
大きいサイズの食器の捨て方については、この後詳しくご紹介しますのでそちらを参考にしてみてくださいね。
プラスチックの食器
プラスチック製の食器は、プラスチックゴミまたは燃えるゴミの扱いとなります。
お子様用の食器ですと、プラスチック製の食器が多いかと思います。
プラマークが付いている食器の場合は、プラスチックゴミとして出すのが一般的ですよ。
また、自治体によってはプラスチックゴミの分類がない場合もありますので、その場合は燃えるゴミとして出すようにしましょう。
自治体の区分を確認して、適切な方法で捨てるようにしてくださいね。
大きいサイズの食器
大きさが一定以上のサイズの食器は、粗大ゴミの扱いとなります。
サイズの規定は自治体によって異なるのですが、一辺の大きさが30cmを超える食器の場合は注意が必要と言えるでしょう。
基本的に粗大ゴミは、食器の材質に関係なく出すことができますよ。
粗大ゴミを出す際は、自治体の粗大ゴミに関する窓口にまずは問い合わせる必要があります。
電話やお問い合わせフォームなどから粗大ゴミ回収の依頼をし、定められた日時や場所に適切に出すようにしましょう。
粗大ゴミを出す際には、料金がかかる点に注意しましょう。
食器を粗大ゴミに出す際には、箱などに食器を入れて、最寄りのコンビニなどで購入したゴミ処理券を箱の見えやすい場所に貼るのが一般的です。
ゴミの詳しい出し方については、自治体のホームページなどで確認するようにしましょう。
リメイクもリサイクルもできなかったいらない食器は、自治体のルールに従って捨てることができます。
食器の種類によって捨て方は異なるので、必ずルールを確認してから捨てるようにしましょう。
まとめ

- いらない食器は、金継ぎをしたり、マーカーやペンキでデザインを変えたりすることでリメイクすることができる
- リメイクできなかったいらない食器は、寄付やリサイクルをして新しい持ち主のもとに届けることができる
- リメイクやリサイクルができなかった食器は、自治体のルールに従って捨てることができる
今回は、いらない食器をリメイクする方法や、リメイクできなかった場合にできることについてご紹介しました。
割れたり欠けたりしてしまった食器は金継ぎで、デザインが気に入らない食器は100均にあるものを使うことで簡単にリメイクできますよ。
いらない食器が手元にあったら、ぜひこの記事を参考にしてリメイクしてみてくださいね♪
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