寒い冬からだんだんと暖かくなる春にかけて、スーパーに良い香りと色どりを与えてくれるいちごの美味い季節がやって来ます。
いちご味のお菓子なども美味しいですが、やっぱり生のいちごには敵いません。
旬の果実、たくさん食べたいところですが気になるのはやはり痛みの早さ、賞味期限だと思います。
どんなにお買得でも、いちごを1度にたくさん買うのはなかなか難しいですよね。
また大量にいただいてしまい、嬉しいけどどうしよう!なんてことがある方もいるのではないでしょうか。
そんないちごの賞味期限は、常温で3日、冷蔵保存でも6日程と言われています。
もちろん賞味期限を気にせず、買ったら早めに食べることが理想です。
できることなら鮮度の良いいちごを長い期間おいしく食べたいですよね。
ではどうしたら、賞味期限を長く持たせられるのか、いちごの選び方や保存方法を紹介します!
いちごの賞味期限は?!見た目も判断基準!

生の果実、いちごはどうしても日持ちが難しく、数日が限度です。
また、いちごは生の食材なので、正確な賞味期限が明記されていません。
目安にはなりますが、いちごの保存方法でどのくらい賞味期限が違うのか見てみましょう!
保存方法 | 賞味期限 |
常温 | 3日 |
冷蔵 | 6日 |
冷凍 | 1〜2ヶ月 |
常温や冷蔵は圧倒的に賞味期限が短いですね…。
いちごの賞味期限を少しでも長持ちさせるためには、スーパーで新鮮ないちごを選ぶことも方法の1つです。
中身を見るのは難しいので、見た目の判断がとても重要です。
新鮮ないちごの見た目の特徴はこちらです!2つ重要ポイントがありますので、確認してみてくださいね。
- 葉がピンとしていて鮮やかな緑色のヘタ
- 真っ赤でツヤがあり種がうもれる程盛り上がった実
また、新鮮ないちごを選ぶより、傷んでいるものを見つける方が簡単かもしれません。
傷みの始まっているいちごの見た目の特徴はこちらです!
- 艶がない
- 白っぽい・黒ずんでいる
- グジュグジュしている
- 発酵しているような匂いがする
明らかにこれはちょっとと思うものは買うときに避けておくと良いですよ。賞味期限があっという間に来てしまいます。
たまに底の方に実はブヨブヨないちごがいた!!ということもありますよね…。
もしも買ってから気づいた場合は、早めに他のいちごと離し、新鮮ないちごへの影響を防ぎましょう!そうすることで、賞味期限を長くできますよ。
また、いちごは品種により特徴が異なり、賞味期限が変わることも!
例えばあまおうは、大きな実や、甘さと香りが特徴としてあげられ、いちごでは例外的に、追熟する品種だそう。
基本的に、いちごは追熟しない果物なので、追熟するあまおうは珍しい品種です。
そして、断面がきれいでケーキに良く使われるとちおとめは、日持ちしやすい品種です。
いちごは、時期によって出ている品種も様々ですので、特徴も含めて鮮度の良いいちごを吟味するのもおすすめですよ!
買ってから食べるまでにどのくらい期間があるのか賞味期限の面でも、品種を選んでみるのも良いかもしれません。
その時の1番の旬は何か、鮮度がいいのはどれなのか、自分の好みの味はどれか、選ぶのも楽しいですよね!
私は、正直品種までは見た目で判断できなそうなので、スーパーのポップに頼りながら選ぼうと思います。
いちごの賞味期限は冷蔵室よりも野菜室に入れると安心!?

いちごは常温で保存すると持って3日程度です。3日経過すると腐り始めてしまいます。
気づいたら、いちごが腐ってしまったという経験はありませんか?
寒い季節に旬を迎えても3日しか持たないのは、かなりデリケートな果物ですよね。
一晩だけや、夕食のあとデザートにすぐ食べる場合なら、そのまま置いておく事もあるかもしれませんね。
そうでなくても、多くの場合は冷蔵庫に入れるのではないでしょうか。
実は、いちごを少しでも長く日持ちさせる方法があります。
それは、野菜室で保存することなんです。野菜室で保存した場合の賞味期限は6日程で、常温での保存よりかなり延びます。
何故、冷蔵室ではなく野菜室なのか。それは、冷蔵庫の構造にあります。
一般的に冷蔵室は2~5℃。日常的に使うものを保存しておくのに適しています。
それに対して野菜室は3~7℃。冷蔵室と大差はないですが、冷蔵室の開放感はなく、密閉された構造で、高い湿度を保ちます。
野菜室は、鮮度の落ちやすい野菜や果物の乾燥を防ぎますよ。
また、いちごは冷やしすぎると甘さが劣ってしまうため、野菜室での保存が適しています。
私はとりあえず冷蔵室に入れとけば良いだろうと思っていました。
しかし冷蔵庫も使い分けることで傷み防ぎ賞味期限を延ばせるのならば活用していきたいです。
冷蔵保存前の一工夫
冷蔵庫に入れれば賞味期限も延びてオッケー!と思いたいですが、入れる前にもう一工夫してみましょう!
そうすることで痛みを防ぎ、必然的に賞味期限も延びます。
〈パックを替える〉
スーパーではパックに重なっていちごが入っていますが、いちご同士で圧がかかり、潰れてしまいます。
さらに、もしも傷んでいるいちごが入っていたら、重なったいちごに移ってしまいます。
確かにいちごの重なった部分の色が変わってしまっているのをよく見る気がしますよね。
そうならない為にはパックから出して、いちごの重ならない蓋付きの容器に移し替えるのがおすすめです。
また、ヘタを下向きの置くのも実を潰さないためのポイントです。
食べる時には美味しく、さらに栄養も摂りたいですよね!
いちごは、水洗いをしたり、ヘタをとったりしてしまうとビタミンCが流れていってしまいます。
ヘタを取る前に水洗いをし、食べる時にヘタを取るのがベストなので、覚えておいてくださいね♪
水洗いをした状態での保存は、カビ発生の原因になるので注意です!
いちごの賞味期限は冷凍でさらに長く!

いちごを、さらに日数置いておきたい、また、全部食べきれない時もありますよね。
そんな時は、いちごを冷凍しておく事もできるんです!冷凍することで、1~2ヶ月の保存が可能です。
冷凍しておくことで、すぐに傷んでしまう心配はなくなり、賞味期限を長持ちさせることができますよ。
野菜室での保存よりも、遥かに賞味期限が長いのは嬉しいですよね!
数ヶ月持つなら、季節が変わる頃まで楽しめそうです。
しかし残念なことに、いちごは冷やしすぎると甘さが劣ります。
冷蔵庫でも怪しいいちごは、冷凍の冷気によっていちごの細胞は壊れてしまい、更に甘さが劣ってしまいます。
また水分が抜けやすく、解凍するとブヨブヨしていてあまり良い状態とは言えないモノに。
せっかく冷凍で賞味期限を延ばすことができたのに残念です…。
できれば、冷凍しても美味しいいちごを楽しみたいですよね。
そこで、どうすれば冷凍しても美味しいいちごを食べることができるのか、おすすめの保存方法を紹介します!
〈砂糖をまぶす〉
いちごは、冷凍する前にお砂糖をまぶすことで、冷気による甘さの減少をおさえられます。
- ヘタをとって水洗い
- 水気を拭きとる
- 砂糖をまぶしてなじませる(1パックあたり大さじ2杯が目安)
- ジッパーバック等に入れて冷凍庫へ
ちょっと手間ではありますが、いちごひとつひとつに砂糖をまぶし、いちご同士がくっつきすぎないようにするのもポイントです。
解凍するときにはゆっくりと時間をかけることで、いちごを美味しく食べることができますよ。
冷凍庫から取り出したら野菜室へ移しましょう。
残念ながら、解凍して元通りという訳にはいかないので、いちごを生で食べるのは難しいです。
お肉やお魚は冷凍しても美味しく食べられますが、そうはいかないのはちょっと残念ですね。
冷凍したいちごは、半解凍でシャーベットのように食べるのがおすすめです!
たまにコンビニで見かけたり、昔給食のデザートに出てきたりした冷凍みかんと同じような感覚で食べられます。
寒い季節、お風呂上がりや、こたつでぬくぬくしながら食べると幸せ気分になれそうですね。
〈潰して冷凍する〉
傷んでしまったり、少し柔らかくたりしてしまっているいちごは、潰して冷凍することで、ソースやジャムに使う事ができます。
いちごミルクや生クリームと混ぜてアイスなどにできるので、こちらもおすすめの冷凍方法です!
- ヘタを取らずに水洗い
- 水気を拭き取る
- ヘタと傷んだ部分を取り除く
- ジッパーバック等に入れる
- そのまま揉むかスプーンで潰す(お好みでお砂糖も)
- 好みの大きさまで潰せたら冷凍庫へ
なるべく平らに、早く冷凍することで鮮度が保たれます。
3時間程して一度取り出し、分け目を入れておくと、使うときに便利でおすすめですよ!
冷凍したいちごは、加工しての使用がメインになるので、解凍する時はこちらの方法を試してみてください。
- 自然解凍
- 流水解凍
- そのまま加熱調理
解凍したいちごを、どんな風に使うのかで解凍方法は分かれます。
また、冷凍いちごは、どのように使うことができるのかちょこっと紹介します!
- 砂糖とレモン汁と一緒に煮込んでいちごジャム
- 牛乳と、お好みで蜂蜜やメープルシロップでミキサーにかけていちごミルク
- ゼラチンと固めていちごゼリー
- 生クリームと合わせていちごアイス
- ゼラチンと生クリームと合わせればいちごムース
冷凍のいちごは加工することで、かなり幅が広がりますね。
私は、冷凍のいちごを使って好きないちごミルクを作るとき、自然解凍か流水解凍をして使おうと思います!
まとめ
- いちごの賞味期限は常温で3日、野菜室で6日、冷凍で3ヶ月
- 冷蔵保存の場合は、パックを替えて、粒が重ならないように野菜室で保存
- 冷凍保存の場合は砂糖をまぶして、甘さの減少を抑える
- 加工して使う場合は潰して冷凍保存してもよい
いちごの賞味期限についてみてきましたが、いかがでしたか?
これからの季節いちごを目にする機会、食べる機会増えてくると思います。
旬の果物は、賞味期限を気にし始める前に生でそのままが一番なのかもしれません。
ですが、保存の仕方を工夫することで、少しでも長い期間、また形を変えて楽しむことができます。
美味しく長く味わうために、ぜひ参考にしてみてください!
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